mp3が盛んに普及する前は、多くの音楽愛好家が8ビットフォーマットの曲を聴いていました。今でもインターネット上でお気に入りの曲の8ビットバージョンを見つけることはできますが、遠くに行けば行くほど、そのようなレアなものを見つけるのは難しくなります。昔の音が懐かしいという人のために、普通のmp3を8ビットの名曲に変える方法がいくつかあります。
mp3と8bitの違い
普通の録音を8ビットにする前に、何が違うのかを正確に理解しておく必要があります。楽曲の品質を8ビットにすることと、8ビットサウンドを実現することは違います。8ビットの音楽といっても、通常は音質を意味するものではありません。8ビットのデジタル音源は、皆さんが思っているような音ではありません。実は、8ビットのサウンドファイルは、同じファイルの高ビット版よりも波長がバラバラなのです。例えば16ビットよりも8ビットの方が、音の情報量が少ないのです。その結果、音の音色は変わらないのに、音質が低下してしまうのです。
Audacityでmp3を8ビットに変換する方法
MP3から8ビットに変換する方法はいろいろありますが、最も身近なものとして、オーディオ編集ソフト「Audacity」があります。このプログラムを使ってMP3を8ビットフォーマットに変換するには、以下のものが必要です。
- PCにAudacityをダウンロードします。
- インストール後、起動してメニューを表示します。
- その後、メニューを使ってPC上で変換したい音声ファイルを探し、選択します。
- ファイルメニューで「エクスポート」→「WAVとしてエクスポート」を選択します。
- エクスプローラーのフォーマットのプルダウンメニューで、「その他の非圧縮ファイル」というフォーマットを選択します。
- その下にエンコードメニューが表示されたら、「unsigned 8-bit PCM」を選択し
、ファイルを書き出し
この作業でmp3ファイルは8ビットになりますが、品質を変えるのではなく、音を再生したい場合は、以下の手順で行ってください。
mp3をChiptuneに変換する方法
8ビット音楽の望ましい効果を与えるものは、チップチューンです。チップチューンは、プログラマブル・サウンド・ジェネレータ(PSG)チップを使って作られた。初期の電子機器に使われていたことから、その名がついた。チップチューンの音を出すには、より多くの努力が必要です。MP3をチップチューンに変換するには、GXSCCというプログラムをダウンロードします。このプログラムは、MIDIファイルを扱うように設計されています。つまり、MP3をChiptuneに変換するためには、MP3のMIDIバージョンを見つけなければならないということです。また、MP3からMIDIへの変換ソフトを使うこともできます。というわけで、必要なファイル形式が見つかった方。
- GXSCCをダウンロードする。
- インストール後、プログラムを起動します。
- マウスポインターを使って、MIDIファイルをアプリケーションウィンドウにドラッグします。
- ウィンドウの上部にある “Config “と書かれたボタンをクリックします。
- その後、メニューウィンドウが表示されます。このウィンドウで、機器セットを「Famicon like Set」に変更し、「OK」をクリックして確定します。
- 上段のボタンで「オーサリング」を選択し、「OK」を押します。すると、ファイルはWAV形式に変換され
、元のファイルと同じディレクトリに自動的に保存され
その結果、期待していたものとかなり一致したオーディオファイルになっているはずです。この時点で、先ほどのBear Audioコンバーターを使って、WAVからMP3に戻すことができます。